社長の家づくりブログ

Blog

注文住宅に軒は必要?家の寿命を延ばすメリットと適切な深さとは

注文住宅に軒は必要?家の寿命を延ばすメリットと適切な深さとは

「軒(のき)」とは?家の寿命を延ばす重要な役割

以前は深い軒の家が当たり前でしたが、最近の家は軒が浅くなっています。そもそも『軒』とは何でしょうか?
軒とは、一戸建ての住宅の屋根のうち、外壁や窓、玄関などよりも外側に出っ張って突き出している部分のことを言います。
建物よりも突き出ているため、この部分が雨や雪、日差しを遮り、建物を守る傘のような役割を果たします。

軒の各部の名称

軒の各部名称図解 軒には場所によって呼び名があります。
① 軒先(のきさき):軒の先端部分
② 軒下(のきした):軒の下部分のバルコニーなどの空間
③ 軒天(のきてん):軒部分の裏側(下の面)

最近ではシンプルな箱型の住宅(陸屋根)も多く、軒がほとんどない家も珍しくありません。
軒がない分、コスト削減やシンプルでモダンなデザインにすることができますが、軒があるかないかで建物の耐久年数に大きく影響します。
軒は機能的にも空間的にも、家にとって大きな効果を持っているのです。

日差し対策だけじゃない!軒をつける4つのメリット

軒には主に以下の4つの大きなメリットがあります。

  • ① 日差しの調整
    夏は高い位置からの直射日光を遮り室内の温度上昇を防ぎ、冬は低い位置からの日差しを室内に取り込むことができます。
  • ② 外壁保護
    紫外線や雨だれによる外壁の劣化や汚れを防ぎ、メンテナンス周期を延ばす効果があります。
  • ③ 雨除け
    窓を開けていても多少の雨なら吹き込みません。洗濯物を干すスペースとしても重宝します。
  • ④ 半屋外空間の創出
    内と外をつなぐ中間領域として、暮らしを豊かにします。

軒下空間を有効利用しよう!おしゃれな活用事例

軒下の空間は、狭くてあまり有効な使い方ができないと感じている方も多いと思います。
しかし、土地や家族の生活スタイルに合わせ室内との繋がりを工夫したり、あるいは少し大きく軒を伸ばすことで、その半屋外空間を幅広く活用することが可能となります。

1. 縁側のようなコミュニケーションの場として

縁側のある軒下空間 深い軒があれば、濡れ縁やウッドデッキを設けて、家族みんなが集まるコミュニケーションの場として活用できます。
天気の良い日はここでお茶を飲んだり、子供の遊び場としても最適です。


2. 光や風を感じる「内と外の中間スペース」

内と外をつなぐ中間領域 リビングの窓を開け放てば、室内と庭が緩やかにつながります。
直射日光を遮りながら心地よい風を取り込む、パッシブデザインの観点からも軒は重要です。


3. 雨に濡れない玄関アプローチ

深い軒のある玄関アプローチ 軒下空間を長く取ることで、雨の日でも濡れずに移動できる玄関アプローチになります。
自転車置き場やベビーカーを置くスペースとしても実用的です。


「軒は深い方がいい」は間違い?適切な深さとデメリット

軒の機能を最大に生かせる深さは90センチ(約半間)といわれます。
地域の降雨量や建物の高さなどにもよりますが、日本の太陽高度(日照角度)を考えると、夏の日差しを遮り冬の日差しを取り込むのに理想的な深さです。
しかし、ただ深ければ良いというわけではなく、深すぎると次のようなデメリットが生じる可能性があります。

  • ① 耐風性が弱まる
    下から吹き上げる風を逃すことができずダイレクトに受けてしまうため、台風時などに屋根への負担がかかります。
  • ② 居住面積が狭くなる
    敷地条件によっては、軒を深く出す分、建物をセットバックさせる必要があり、居住スペースが狭くなることがあります。
  • ③ 工事費が高額になる
    軒を支えるための構造補強が必要になったり、施工面積が増えるため、材料費・工事費が上がります。

デザインと機能、コストのバランスを見ながら計画することが大切です。

豊田市の注文住宅について無料相談受付中

CONTACT US

中垣建設の
家づくりに興味のある方は

「お家のことで相談したいのですが…」
お気軽にお問い合わせください。

電話アイコン 0565-57-2206

受付時間 8:30〜18:30(第2土曜・日曜休)