家事ラクを追求・共働き夫婦の家

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家事ラクを追求・共働き夫婦の家

年々増える共働き世帯。
毎日の家事の手間は少しでも減らしたい。

内閣府発表の「男女共同参画白書 令和4年版」によると、共働き世帯は年々増加していて、2001年〜2021年までの間で約1.5倍に増え、夫婦のいる世帯全体の約7割にまで達しています。

世帯年収が上がり経済的に安定するというメリットはありますが、家族が快適に暮らすためには家事や育児のバランス、1日の時間配分が課題になります。

今回のコラムでは、そんな忙しい日々を送る共働き夫婦のために、家事ラクを追求して考えられたプランや家づくりのポイントをご紹介します。

キッチン写真

1.多忙な家族が快適に暮らす為の住まい

ていねいに暮らしたい…、だけど家事に時間を取られたくない!
多忙な家族が快適に暮らす為の住まい

共働き・30代前後の夫婦と子ども2人の4人家族を想定した住まいをご紹介します。
1階をパブリックスペース、2階をプライベートスペースとして明確に分離しました。洗濯、料理、ゴミ出しなどの
家事を効率良くこなせるよう機能的な動線を計画。リビング階段、吹抜け、学習スペースなど、日常の暮らしの
中で親子が自然に触れ合えるよう子育て動線を工夫し、適材適所に適量の収納スペースを設けました。

平面図イラスト


●1F/LDK
料理をしながら対面式カウンターで子どもとコミュニケーション。和室やウッドデッキ、吹抜けを通して2階にもつながる開放的な大空間です。

リビングイラスト


土間収納イラスト
●1F/土間収納

いつも玄関をきれいに保つための収納スペース。
帰宅後はまずここで「手洗い・うがい」の習慣を。


洗面脱衣室イラスト
●1F/洗面・脱衣室

タオルや洗剤など細々したものをスッキリ収納。
階段に近いので2階物干しへのアクセスも楽々。


サンルームイラスト
●2F/サンルーム

天気を気にせず洗濯物を干して出勤。服を畳んだり
アイロンをかけた後はそのままクローゼットへ。


学習室イラスト
●2F/学習スペース

2階ホールは家族共用の学習スペース。
吹抜けから1階・LDKの気配も伝わります。


2.もっと楽しく!家事が楽になる工夫5つのポイント

1. 家事の動線は短くシンプルに

水回り、調理配膳動線、洗濯物・ゴミ出し動線、子育て動線、来客動線といった導線を分離して短くシンプルにする。

2. 必要な場所に必要量の収納を

パントリー、洗面室収納、リビング雑貨収納、玄関大型収納、個室の衣料収納などを必要な場所に必要な量で設ける。

3. 便利な土間・縁側・屋根付きアウトドア空間

土間や縁側・屋根付きの屋外空間は、雨天時の物干し場、屋外収納、作業場に。外部流し台でアウトドア空間も充実。

4. 高機能設備でお手入れ簡単に

自動掃除機能付トイレ、お手入れ簡単なキッチン・バスルームなど、高機能設備を導入してお手入れの手間や時間を短縮。

5. 共用のワークスペース

学習スペース、PCスペース、書斎スペース、家事スペースを共有して家族のコミュニケーションやお手伝いを活性化。


3.キッチン横のワークスペースで“ながら家事”

キッチンから近い場所にワークスペースがあると便利です。子どもの宿題を見ながら、家族と会話しながら、他の作業をしながら、同時進行で効率良く料理や食器洗いなどの家事をこなすことができます。家族全員で作業を分担し協力すればさらに時短、家族円満に。

キッチン風景イラスト

4.外と内をつなぐ多目的に使える空間

忙しい日々、家事はできるだけ天候に左右されたくないですね。「雨楽な家」らしい土間や縁側、屋外の屋根付きスペースは、洗濯物はもちろん布団や座布団を干したり、雨天にもじっとしていない子どもたちの遊び場や作業場等、多目的な楽しみ方ができます。来客時、あわてて室内を片付けることなく土間や縁側で軽くおもてなし…なんてことも。

土間で子供が遊んでいる写真

5.収納にこだわって家族全員でお片付け

使い勝手のよい収納が適切な場所にあると、家事効率はグンと良くなります。
家族全員がストレスなく整理整頓できるよう物の定位置を決め、必要量の収納スペースを造りましょう。詰め込み収納にならないよう物にあわせた奥行きと作業スペースを確保し、収納扉はハイドアにすることで上部の物の出し入れが楽になります。リビングなどの壁面収納の最下部を一部オープンにしてコンセントを設置し、お掃除ロボットの充電&収納場所を造るのもオススメです。

棚のイラスト

「家事ラク」の工夫が込められた住まいは、家族の協力があってこそ活きて来ます。
家事も全員で取り組んで、家族みんなが楽しく過ごせる時間を増やしましょう。