社長の家づくりブログ

HOME > スタッフブログ > 「1000万円で家が建つの?」と言うお問合せが増えています。

2021/07/07

「1000万円で家が建つの?」と言うお問合せが増えています。

「1000万円で家が建つの?」と言うお問合せが増えています。

1000万円で家が建つの?」

 パンフレット、広告で家本体価格1000万円とか2000万円とか表記されている金額を見かけます。これで住めますかという相談があります。結論から言えば家は建つが住めません。
                                                        これは車の本体価格の表記と同じでこの金額は車のみの価格で公道を走るためには整備、登録税金など所定の費用が必要となり単に車であり買い物すら行くことはできません。

これをマイホーム当てはめるとどうなるかというと本体価格は家自体の金額のため土地はなく基礎から家が建っている価格になります。雨風を防ぐことはできますが電気がなく夜は暗く水道も接続が無いので水は出ない湯も出なく仮にキッチンで排水しても排水先がないので生活は不可能かと思います。当然便器はついていてもトイレは使えません、

本体価格のみでは生活はできません。わかっているようですが聞かされてなんとなく納得できるかと思います。

 

 

 

つまり住むためには他に費用が必要となります。では何が必要かといえば家を建てようと思い先ずは土地のない方には最低でも家を建てるための土地が必要になります。それも家が建てられる宅地でなければなりません、特別な条件でない限り田畑には家は建てられません、土地購入では土地代に仲介に入る不動産屋さんの仲介手数料が必要です

土地購入後にここに家を建ててもいいですか?こんな家を建てますと申請するための確認申請費用、耐震のための構造計算費用など設計費用、

そして進入路の補強工事、高低差の解消のための擁壁工事や区画がなければブロック積など一般に造成費用と言われます、

住宅を建てるためには瑕疵保証は義務になっています。保証するためには地盤調査が必要です。調査の結果が悪い場合は地盤改良費が必要です。柱状改良といわれる地盤補強が一般ですが杭状の穴をあけるため掘った穴の残土処分費も補強工事に入ります。

 この工程の後やっと住宅は建てられます。打ち合わせを重ねながら基礎から屋根工事、サッシも取り付けて大工さんの造作が終われば内装の仕上げを行い家は完成です。この工程が家の本体価格といわれる範囲になります。一般に言われる家の価格はこの範囲になります。

                       

家は完成するが

しかしこれでは住宅は完成しても生活はできません、そのためにはライフラインの工事が必要となります。つまり水道電気ガス工事など生活するための工事費です。この部分は一般に外部工事費と言われます。

 水道関係では、道路の本管から敷地内に引き込む本管取り出し工事、逆に排水を本管に流すための下水接続工事費、雨水は側溝へ流すため接続工事費用が掛かります。他に本体工事とは別になる工事はメーターから宅内へ引き込むための配管工事費、排水も同様に最終桝と宅内を接続するための排水管工事費、雨水も雨樋からの排水を桝に入れて側溝に流す工事費、給湯器廻りの工事費もガス給湯器も灯油給湯器も電気のエコキュートなどいろいろな仕様があるため本体工事とは別になります。下水があれば浄化槽は不要ですが整備されていない地域では合併浄化槽の設置は不可欠になります。

電気関係も必要です。水道工事ほどではありませんが電柱から宅内へ引き込むための工事費、電力メーターの設置等も必要です。インターネット、電話などの引き込みは別途になりますが直接お施主様が業者に依頼されることが多いです。

以下の費用は業者により変わります。エアコン本体が入っていることは稀かと思いますが電源工事は入っています。キッチンにシャワートイレ、洗面化粧台などはどの業者も本体価格に含まれていますが、下駄箱、カップボードなどの家具類に照明器具、カーテンなどは含まれている仕様もあるようです。

      

他に負担が大きいと感じる費用に消費税が必要です。わかっていても10%は大きな金額になります。2000万円の請負工事には消費税200万円となり支払い総額2200万円です。これは預り金で業者が全て税務署に納付します。逆に予算2000万円で予定している場合は1818万円で工事費を予定しなくてはなりません、他にも印紙代に完成後には固定資産税などの税金もかかりますが費用が必要な時の消費税は大きな費用です。 

 生活するためには

つまり住宅は家本体価格だけでは完成せず生活することはできません、生活するためには家本体の費用の他土地の費用、書類関係の申請費用、保証料、外部工事費、水道下水などの本館からの引込工事費、管理費と呼ばれる諸経費などがかかります。
他にはより使いやすい仕様、お施主様の要望による仕様変更になるオプション工事費などがあります。 完成後にカーポートやフェンス、テラスなどは外構工事も必要であればかかります。あくまでも以上の費用は全ての業者に当てはまるわけではなく一般の仕分けの項目です。

 最後には借り入れがあれば保存登記費用、税金など何かと費用が掛かりますが反面楽しい家づくりでもあります。大切な建築費用足し算していくと多くなる一方です。やはり何もかもは無理です。10年後20年後リフォームの時に予定するなど状況にあわせて計画することも大切かと思います。

 

 「家」といっても要望は様々 

全てのお施主様と共に私は家づくりの一歩である相談からプランの作成を進めています。長い間この職業に携わり直接ご相談を受けていると、単に木造住宅といってもお施主様からの「家を作るならあーしたいこーしたい」などの要望も変わってきました、丸太梁に荒壁が当たり前だった構造、和室が中心だった和風の家づくり、駐車場より庭造りほんの30年ほど前は当たり前でしたが、

環境の変化によるためか大きな災害があると国の方策などにより住宅の特徴も変わってきました、特に耐震は阪神大震災から強い家と変わってきました、断熱は以前の荒壁とは問題にならないほど断熱性能は高くなりました、夏は暑くて当たり前、寒くなったら厚着をすればいいなんて言われた時代もありましたが環境破壊に対応して冬温かく夏涼しく過ごせる住宅と変化してます。

 

何が正しいかわからなくなった 

こんな相談内容も増えてきました、「住宅示場で話を聞いたが余りにも予算とかけ離れていたのでどうしよう」「専門用語が多くて何を言っているのかわからない」「売りたいばかりで話を聞いてもらえない」「材料の事を聞いているのに的外れた答えが返ってくる」「土地から考えているのに高価な家を勧められる」などよく聞きます。いったい誰の話が信用できるかわからなくなってしまったなど、多分営業と設計のいうことが違うんでしょうね、信頼できる相談者が必要になってきました

相談も様々

土地の相談もよくあります。例外もありますが現況田畑には家は建ちません、特に私の住んでいる豊田市はほとんどが市街化調整区域内であり家は建ちませんが土地情報にはお値打ちな金額の土地も掲載されています。知らないと予算を立てる時に土地の購入費用が不足してしまいます。仮に条件が有って農地に家を建てる場合でも所定の手続きが煩雑で簡単には建てられません、何か月もの期間と条件をクリアーする必要があります。

 

はじめてみると大変なことは多いですが将来の事なので楽しみはあります。家づくりがストレスとならないためにも
「まず何をすればいいんだろう」「費用を抑えるにはどうしたらよいだろう」「とにかくどーしたらいいんだろう」などの悩み事、アドバイスなど意見や聞きたいことがあればご相談ください。もしかしたら解決の一助になるかもしれません。

中垣幸春